マッチングアプリで結婚した人の離婚率の実態【婚活で離婚は少ない？】

マッチングアプリで出会って結婚をするところまでは良いのですが、正直「その先」を心配してしまう人もいるのではないでしょうか？

そもそもネット婚活は、見ず知らずの人と知り合い結婚することです。

結婚して初めてわかる相手の一面もあるはずです。

「結婚した後で実は怪しい人だったと分かったらどうしよう…」なんて不安がよぎるのも仕方ないもの。

かといって、せっかく頑張って結婚したのに、離婚なんてことになったらイヤですよね。

実際、マッチングアプリや婚活サイトで出会った夫婦の離婚率はどのくらいなのでしょう？

結婚する前から離婚の話をするのはナンセンスかもしれませんが、マッチングアプリで婚活するにあたって知っておいてもいいと思います。

マッチングアプリで結婚した人の離婚率の実態について解説していきます。

日本の離婚率の実態

まずは、日本の離婚率の実態から見ていきましょう。

厚生労働省が毎年行っている「人口動態統計の年間推計」を参照すると、日本の離婚件数、そして離婚率を確かめることができます。

ちなみに2019年（令和元年）の離婚件数は21万組で、離婚率は1.7％と推計されています。

この離婚率は人口1000人に対する数字なので、つまり1000人の中の1.7％が離婚をしているということですね。

100人いればそのうちの1人～2人は離婚を経験していることになります。

もしかすると、この21万組の中には、マッチングアプリで出会って結婚した夫婦も含まれていたのかもしれません。

【参考】令和元年(2019)人口動態統計の年間推計 | 厚生労働省

婚活で結婚した人の離婚率は低い？

ネット婚活で結婚したカップルの離婚率は高いのでしょうか、それとも低いのでしょうか。

マッチングアプリや婚活サイトを使って出会った夫婦の何割が離婚をしているのか、残念ながら公式なデータ・統計はありません。

ただ、お見合い（結婚相談所）やマッチングアプリなど、婚活サービスを利用して出会った夫婦は、一説では離婚しづらいと言われています。

公式な数値ではありませんが、婚活業界（お見合いや婚活サイト含む）で知り合ったカップルの離婚率はわずか10％と言われています。

【参考】婚活サイトでゴールインしたカップルの離婚率の実態 | コトブキ

上記のように離婚率は10％前後と言われているため、そこまで高い数字ではありませんよね。

10組夫婦がいれば1組が残念ながら離婚を選んでしまう数字なので、「ネット婚活＝離婚しやすい」と決めつけることはできなそうです。

実際のところ、日本では3組に1組が離婚するとも言われているので、むしろマッチングアプリや婚活サイトは「離婚しにくい」と言えるのではないでしょうか。

婚活で結婚した人が離婚しにくい理由

では、マッチングアプリや婚活サイトなど各種婚活サービスを通じて出会った人はなぜ離婚しにくいのでしょうか？

その理由として考えられることを整理していきましょう。

結婚に対するモチベーションが高いから

まず理由の一つとして考えられるのは、結婚に対するモチベーションがお互いに高いことです。

恋愛結婚は「付き合っていてなんとなくタイミングが来たから結婚する」といったパターンが多く、どちらかもしくはお互いに結婚に対してまだ意識が高まっていないまま、流れで籍を入れてしまうこともありがちです。

するとその結婚に対するモチベーションの差が、いずれは夫婦関係の不和を生んでしまいます。

しかし婚活はお互いに「結婚したい」と強く思っているところから始まります。

そのため結婚への意識に差が出ることが少なく、実際に結婚した後もお互いに夫婦仲を良好に保とうと心がけるものです。

だからこそ簡単に離婚しようという心理にはならないのです。

条件に合った人を選んで結婚できるから

マッチングアプリや婚活サイトでの結婚は、自分の条件に合った人を見つけたうえでの結婚です。

年収は〇〇万円が良い、職業は安定していてほしい、趣味の合う人が良いといった条件を設定して相手探しをすれば、その条件に合った人と出会うことができます。

そして結婚に至れば、晴れて相性ぴったりの夫婦になることができるでしょう。

これに対して恋愛結婚は、結婚に対するビジョンや条件を恋人と合わせづらく、「価値観の相性は悪いのに結婚した」という状況になってしまうことも少なくありません。

婚活による結婚の離婚率が低いのは、条件のぴったり合う相手を探して結婚できることが関係しているのでしょう。

年齢を重ねてから婚活を始める人が多いから

ネット婚活やお見合いを利用する人は、日常的に出会いが少なくなりがちな30代以降の男女が多いです。

これに対して10代・20代の夫婦は離婚しやすい傾向にあります。

まだ若いということもあって、「まだ年齢的に再婚もいけるはず」といった心理もあるからかもしれません。

婚活による結婚の離婚率が低いのは、婚活する人の年齢層が関係している可能性が考えられます。

30代、40代、50代ともなれば、正直なところせっかく結婚できたのに離婚をするのはなかなか考えものです。

また、年齢を重ねて落ち着いているからこそ、少しくらい嫌な部分があっても、30代以降の大人なら相手を受け入れる姿勢は持てるでしょう。

婚活をする人の多くは30代以降の男性女性なので、年齢的な理由もあって離婚率はそこまで高くならないと言えます。

まとめ

マッチングアプリを通じて出会った夫婦が本当に幸せな結婚生活を送れるかは、そのカップルにしか分かりません。

それでもマッチングアプリや婚活サイトによる出会いの特殊性が、離婚しづらさにつながっていると言えます。

マッチングアプリで出会った夫婦は離婚しにくいと断言してもよさそうです。

今後、マッチングアプリや婚活サイトでの結婚がもっと当たり前になれば、「ネット婚活の離婚率」を気にすることもなくなってくるでしょう。

離婚の心配がない相性ぴったりな相手と出会いたいなら、婚活アプリの利用は理にかなってると思います。

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